現代の教育では、「学び合い」や「協働的な学習」が非常に重視されています。しかし、体育の授業、特に器械運動や陸上運動といった個人技が中心の単元では、グループ学習の導入が難しいと感じる先生も多いのではないでしょうか。
今回は、球技以外でも使えるチーム対抗形式の授業展開を紹介します。子どもたちの主体性や意欲、協働的な学びを引き出すヒントになれば幸いです!
目次
① 陸上運動(短距離走・リレー):タイムでチーム対抗!
● チーム分けの工夫
まず、50m走などの記録を測定し、その合計タイムが均等になるようにチームを編成します。
● 競い方のバリエーション
- 単純にチーム合計タイムの速さで競う
- 「最初の記録」から「現在の記録」への伸び率で競う
● 指導ポイント
走るのが苦手な子ほど記録の伸びしろがあり、得意な子は「勝ちたい」気持ちから、自然と仲間にアドバイスをするようになります。これこそが協働型学習の理想形です。
② 陸上運動(高跳び・幅跳び):記録の合計と伸びを評価
● チーム分けと評価方法
- 事前に記録会を実施し、その合計が均等になるようにチーム編成
- 「記録の合計値」や「記録の伸び幅」で競う
● 指導ポイント
跳躍のフォーム改善や助走の工夫など、子どもたちが自然と技術的なフィードバックをし合うようになります。タブレットで動画撮影を行い、フォームチェックをするのもおすすめです。
③ 器械運動(マット運動・跳び箱):演技を採点&分析!
● チーム戦の進め方
- チームごとに演技を構成
- あらかじめ採点基準を設けて、子どもたち同士で演技を採点
- チーム合計点で競い合う
● 活用ポイント
動画で撮影し、自分たちの演技を見返すことで改善点に気づき、難易度の高い技にも挑戦する意欲が育ちます。演技の提出があれば、教師側も公正かつしっかりと評価できます。
結論:どんな種目でも「協働学習」は実現できる!
協働学習やグループワークは、球技のような「チームスポーツ」に限らず、個人技が中心の体育単元でも十分に導入可能です。
チーム分けや評価方法を工夫することで、子どもたちが互いに教え合い、支え合いながら成長していく場面が生まれます。先生の一声で、いつもの体育がもっと深い学びの場になりますよ!
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