提出が遅れる・出せない子を「怠けている」と決めつけていませんか。実は、課題に向き合う気持ちはあるのに進めない子がいます。原因と支援のポイントを、現場での実感をもとにまとめました。
目次
- 「また出してない…」よくあるケース
- 意外な原因:わからない問題で止まる
- 止まる→後回し→未提出の悪循環
- 先生が伝えたい3つの合言葉
- もう1つの障害:プライド問題
- 小学生のうちに育てたい3つの習慣
- まとめ:原因を見つけて寄り添う
- よくある質問(Q&A)
「また出してない…」よくあるケース
クラスに必ず一人はいる、提出がいつも遅れがちな子。小学校では担任が全教科を見られるため、声かけや進捗管理でなんとか提出まで伴走できます。しかし中学・高校では教科ごとに課題が分散し、担任が全てを把握するのは現実的に困難。結果、見守る目が行き届かず、提出遅れや未提出が起こりがちです。
意外な原因:わからない問題で止まる
「やる気がないから出さない」と思われがちですが、現場で気づいたのは“頑張っているのに進めない子”の存在です。彼らは、
- 難問に当たる
- そこで手が止まる
- 気持ちが折れて後回しに
この小さな“つまずき”が、やがて提出遅れの大きな原因になります。
止まる→後回し→未提出の悪循環
1問で足が止まると「あとでやろう」「もう無理かも」という気分に。机に向かっている時間はあるのに、実質的な進捗がゼロのまま日が過ぎ、期限が過ぎる――この循環を断ち切る視点が必要です。
先生が伝えたい3つの合言葉
① わからない問題はとばしてOK!
② わかるところから進めよう!
③ どうしても無理なら答えを写して「気づく」!
「答えを見る=ズル」ではありません。正しい写し方(過程も丁寧に写す・解説を要約する)を指導すれば、理解のきっかけになります。解けないまま悩むより、先に仕組みを知ってから練習量を積む方が定着は早いです。
もう1つの障害:プライド問題
勉強が苦手な子ほど「答えを写すのはズルい」「できない自分を認めたくない」という気持ちが強く、これが行動を止めます。ここは大人の声かけがカギです。
- 「写す=カンニング」ではなく学習手段だと認識転換
- ただし丸つけ・解き直しは丁寧に(×だけで終わらせない)
- できた箇所を見つけて小さな成功体験を積ませる
小学生のうちに育てたい3つの習慣
- 「わからない」を素直に認める力…SOSを早めに出せる子は伸びる
- 答えを見る=理解のための手段…過程も含めて丁寧に写す
- 丸つけ・解き直しの徹底…間違い方のパターンを言語化する
「答えを見ること」も立派な学びの一歩。正しいやり方を身につけさせましょう。
まとめ:原因を見つけて、寄り添う
課題を出せない子を「怠けている」と決めつけず、どこで止まっているのかに目を向ける。先生も保護者も、子どもたちの「頑張れない理由」に寄り添うことで、提出率と学習の自己効力感は確実に上がります。
あなたの学校・ご家庭では、課題が出せない子にどんなサポートをしていますか?コメントで工夫を教えてください💬
よくある質問(Q&A)
Q1. 答えを写すと、写すだけで終わりませんか?
写す→理由を要約→自力でもう一度の3ステップを徹底すると、理解が定着します。写したノートに「ポイント」や「次に気をつけること」を赤で一行添えると効果的。
Q2. とばす癖がつくのが心配です。
とばすのは一時回避。最後に必ず「戻るリスト」を見直し、時間を決めて取り組ませましょう。達成したら小さなごほうびでモチベを維持。
Q3. プライドが邪魔して助けを求められません。
「写すのはズルではなく、理解の近道」というクラス合言葉を共有。できた箇所をまず承認し、安心して失敗できる空気を作るのが先決です。
執筆:バルバル先生|現場の気づきを発信しています。記事への感想や実践報告、お待ちしています!

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