【小学校の先生必見】体育の授業で意識したい!子どもが伸びる授業づくりのコツ

小学校での体育の授業に苦手意識を持つ先生も多いかもしれません。専科でなければ自信を持って教えるのは難しいこともあります。しかし、いくつかのポイントを意識するだけで、子どもたちが生き生きと活動し、運動能力も育つ授業が実現できます。今回は、小学校体育で意識したいこと、そして取り入れたい実践例を紹介します。


目次

実践例7つ

それでは授業に取り入れたい実践例を7つ紹介します。どれも、子どもたちの力を引き出すのにとても役立つものばかりですので、取り入れやすいものからぜひ、授業に取り入れていってください!

  1. 運動量をしっかり確保する
  2. チーム対抗戦で教え合いを促進
  3. ICT機器を活用する
  4. サーキット形式で運動量を確保
  5. 遊びの中で競技力を育てる「スポーツ鬼ごっこ」
  6. 「しっぽ取り」に一工夫!攻防の感覚を育てる
  7. やっていませんか?体育でやらない方がいい種目「ドッジボール」

それでは順番に詳しく解説していきます。

1. 運動量をしっかり確保する

体育の授業の基本は「とにかく動かす」こと。子どもたちがたくさん体を動かすことで、運動能力だけでなく体力や意欲も高まります。次のような工夫を意識しましょう。

  • 指示や説明は短く、明確に伝える
  • 話し合いは要点を絞ってダラダラしない
  • 授業が終わったときに、子ども全員が軽く息が上がり、汗をかいている状態が理想

実践例4の「サーキット形式で運動量を確保」でも、この内容について解説していますので参考にしてください。

2. チーム対抗で教え合いを促進

球技だけでなく、陸上や器械運動もチーム制で取り組ませることで、教え合いが自然と生まれます。

  • 陸上なら、チームごとの記録合計で競う
  • 器械運動なら、技の難易度に応じて得点化し、合計得点を競う

このようにすることで、運動が得意な子どもが「勝つため」に自然と苦手な子にアドバイスし、学び合いの雰囲気が育ちます。

3. ICT機器を活用する

今の時代、子どもたちはタブレットで自分の動きを客観的に見ることができます。子どもたちは操作にもなれているので、どんどん活用し、自分の動きを確認させましょう。

  • 動画で自分の動きを確認することで、課題や改善点が明確になる
  • 無料のタイムシフトカメラアプリなどを活用すると便利

4. サーキット形式で運動量を確保

限られた時間で多くの運動をさせたいなら、決められた時間の中で、場所を次々とローテーションしていき、どんどん運動を繰り返すサーキット形式が有効です。

  • いくつかの種目を設置し、1分ごとなどでローテーション
  • 音楽を使って種目の切り替えをするとテンポがよくなる

設定する種目は教育課程に書かれているものやウォーミングアップ、その種目の感覚づくりになるようなものにすると効果的です!

5. 遊びの中で競技力を育てる「スポーツ鬼ごっこ」

「スポーツ鬼ごっこ」は、楽しみながらゲーム性の中でゴール型競技に必要な動きを自然と身につけられる優れた手法です。

  • 相手を引きつける、フリーに飛び込む、スペーシングなどの動きを体験的に学べる
  • チームで役割を分担し、戦略的な動きも学べる

6. 「しっぽとり」に一工夫!攻防の感覚を育てる

しっぽを「前」に付けるだけで、子どもたちの動きが劇的に変わります。

  • 鬼が回り込んで守る動きが自然に身につく
  • 向かい合って駆け引きすることで、攻守の読み合いやタイミングが磨かれる
  • ゴール型種目(サッカーやバスケなど)で必要な力が、楽しい遊びの中で育つ

7. やっていませんか?体育でやらない方がいい種目「ドッジボール」

ドッジボールは日本の学校では定番ですが、次の理由から見直しが必要です。

  • 敵にボールをぶつけることが目的で、ゴール型種目に必要な「空いているスペースにパスする」感覚とは真逆
  • ボールが怖くて避ける癖がつき、他の球技(バスケ・サッカー)でもボールを受けられなくなる
  • 実際にボールを操作する子どもは一部で、苦手な子はずっと逃げるだけになってしまう

おわりに

体育の授業は「楽しさ」と「運動量」を両立させ、子どもたちが達成感を感じられる時間にすることが大切です。今回紹介した方法は、どれも特別な準備がなくても始められるものばかり。授業づくりのヒントとして、ぜひ取り入れてみてください! もっと詳しく知りたい方からのコメントやDMもお待ちしています!

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