目次
はじめに
名古屋市の小学校教員が盗撮行為をし、その画像をSNSで共有していたというニュースを目にしました。
教師として、怒りを通り越して、心の底から情けない気持ちになりました。
この一件は「一部の教師の過ち」で済まされる話ではありません。
なぜなら、こういった不祥事は、社会から「教師」という職業そのものへの信頼を大きく揺るがすからです。
教師という括りで見られる現実
不祥事が報じられるたびに、「また教師か」「やっぱり教育現場は信用できない」という声が上がります。
教師であるというだけで、誠実に働いている人まで疑いの目で見られることがあります。
これは決して大げさな話ではなく、日常の保護者対応やSNSのコメント欄にもその影響は現れています。
信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは地道な積み重ね
今回のような事件が起きた後、私たち教師にできることは何か?
それは、地味でも、地道でも、目の前の子どもたちに誠実に向き合い続けることです。
保護者と丁寧にやりとりし、学校の外でも教員としての自覚ある行動をとること。
大きな言葉ではなく、小さな積み重ねこそが、信頼回復の一番の近道だと思っています。
教師の信頼は「全員で守る」もの
信頼を裏切ったのは一部かもしれない。
でも、信頼を取り戻すのは、教師全員でやるしかありません。
同じ「先生」と呼ばれる立場として、今回の出来事を他人事にせず、
一人の大人として、一人の教師として、今一度、自分の立ち居振る舞いを見つめ直すきっかけにしたいと思います。
おわりに
「信頼される教師になること」は、特別なことではありません。
目の前の子どもに真剣に向き合い、日々の仕事を丁寧にこなすこと。
それだけです。
でも、それが本当に難しい時代になってきているからこそ、信頼を守る価値が高まっているのだと思います。
同じ現場で働くすべての先生方と一緒に、この仕事の誇りを取り戻すために、これからも誠実に子どもたちと向き合っていきたいです。
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