👦子どもが言うことを聞く先生、聞かない先生の違いとは?
同じ内容を指導しても、
ある先生の言葉にはすっと従うのに、別の先生の言葉には反発してしまう…。
そんな経験、先生なら一度はあるのではないでしょうか?
子どもに届く指導をするために大切なのは、「何を言うか」ではなく「誰が言うか」。
つまり、“信頼できる先生かどうか”が指導の成否を大きく分けるのです。
では、子どもに「この先生の言うことは聞こう。」と思ってもらえる先生になるには、どうすればいいのでしょうか?
🎓子どもに届く先生になるための5つのポイント
✅1. まずは「認めてあげる」
子どもは、自分のことをわかってくれている先生には心を開きやすいものです。
「〇〇くん、最近頑張ってるね」
「あなたのここがいいなって思ってるよ」
といった“認める言葉”をかけてもらえると、
「この先生は自分のことをちゃんと見てくれてるんだ」と感じ、指導も素直に受け止めてくれるようになります。
✅2. 関係性ができてから叱る
信頼関係が築けていない段階で、いきなり厳しく叱っても意味がありません。
表面的には聞いているように見えても、
- 「その場限り」
- 「その先生の前だけ」
でしか行動を変えない可能性が高いです。
まずは**“味方”としての信頼を積み重ねてから**、必要なときに厳しさを示すのが効果的です。
✅3. 人格を否定しない
指導の場面でありがちなのが、つい感情的になってしまうこと。
でも、「だからお前はダメなんだ!」などの人格否定は、子どもの心を深く傷つけてしまいます。
✖「そんなんだから嫌われるんだ!」
〇「今の行動はよくなかったね。どうしてそうしちゃったのか一緒に考えよう。」
問題はその子自身ではなく、行動にあることを忘れずに。
指導は、子どもが自分を見つめ直し、前向きに変われるチャンスです。
✅4. 変化が見えたら、しっかり褒める
指導した後、子どもが反省し行動を正したなら、それをちゃんと認めてあげることが大切です。
- 「あのあと、しっかり取り組めてたね」
- 「先生の話、覚えててくれたんだね。嬉しかったよ」
そういった言葉が、子どもにとって次の行動のモチベーションになります。
「先生に認めてもらえた」という経験が、また頑張ろうと思わせてくれるのです。
✅5. まず良いところを伝えてから正す
たとえば、
「大きな声で元気があっていいね!でも、今は周りのことも考えて、少し静かにしてくれると嬉しいな」
のように、最初に良い部分を認めてから改善点を伝えると、子どもは否定されたと感じず、素直に受け入れやすくなります。
いきなり注意するのではなく、“認める→促す”の順番を意識すると、指導はずっとスムーズになります。
まとめ:信頼は、毎日の積み重ねでできる
- 子どもは、「わかってくれている」と感じる先生の言葉に耳を傾けます。
- 厳しさよりも、信頼関係の土台がまず大事。
- 指導後の反応や変化には、必ずフィードバックを。
子どもが言うことを聞いてくれない…
そんな悩みを抱えている先生は、まずはこの5つのポイントを意識してみてください。
✏️子どもに届く先生を目指すあなたへ
「この先生だから言うことを聞こう」
子どもにそう思ってもらえる関係づくりは、どんな学級づくりよりも大切な“教育の土台”です。
参考になった方は、ぜひ保存やシェアをして、明日からの実践に活かしていただけたら嬉しいです。
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