新年度が始まり、学校生活にも少しずつ慣れてくる5月。
多くの学校では運動会の練習や体育の授業が本格化してきますね。
しかし、そんなこの時期こそ、**“熱中症リスクが最も高まる時期”**だということをご存じでしょうか?
さらに、子どもたちにとっては「ヒーローになりたい!」という想いが高まる運動会。
今回は、先生や保護者が今知っておくべき熱中症対策と、**子どもが全力を出し切るための“速く走るコツ”**をセットでお届けします!
目次
なぜ5月が熱中症に危ないの?
「熱中症は真夏の問題でしょ?」
…と思いがちですが、実は5月から救急搬送が発生しています。
その理由は主に以下の3つ:
- 暑さに体が慣れていない(=暑熱順化ができていない)
- 湿度が上がり始め、汗が蒸発しにくい
- 体育や運動会練習など屋外活動が一気に増える
特に小中学生は、自分で体調の変化に気づきにくく、気づいたときには症状が進行していることも…。
【学校でできる】先生のための熱中症対策3選
- 水分補給の声かけを徹底する
➡「喉が渇いてから」では遅いことも。授業の前後だけでなく、途中にも水分補給タイムを確保! - 日陰や屋内スペースを活用する
➡直射日光を避けて、木陰・体育館などで負荷を調整しましょう。 - 運動の強度を調整する
➡暑さが厳しい日は、時間短縮や内容の変更も検討。体調不良を訴える子には無理をさせず即座に休憩を。
【家庭でできる】保護者が気をつけたい熱中症対策3選
- 朝ごはんをしっかり食べさせる
➡水分・塩分・エネルギーが不足すると熱中症になりやすくなります。フルーツやスープもおすすめ! - 熱中症対策グッズを持たせる
➡帽子や冷感タオル、水筒などは必須アイテム。 - 体調変化を学校に伝える
➡「今日は少し元気がないかも」といった些細なことでも、先生に共有してもらえると対応がスムーズになります。
【要チェック】熱中症のサインはこれ!
- 顔が赤く火照っている
- ボーッとしている・無反応
- 吐き気や頭痛を訴える
- しゃがみ込む、ぼそぼそ喋る
「いつもと違う」サインを見逃さず、早めに休憩・水分補給を!
【運動会で活躍する!】ヒーローになるための「速く走るコツ」
運動会でリレーや徒競走を頑張りたい子に、ぜひ教えてほしいのが「足の指を動かす練習」です。
実はこれ、走るときの“蹴り出し力”を高めるために非常に効果的なんです!
🔻足指を鍛えるトレーニング
- タオルギャザー(足の指でタオルを手繰り寄せる)
- 段差で小指&薬指だけでバランスを取る
- つま先を壁に立ててストレッチ(指を上向きに壁などに押し当てる)
- 足指を広げるグッズでケア
- 手の指を足指の間に差し込み、足首をグルグル
→ こうしたトレーニングで、地面を捉える力がアップし、速く走れるようになります!
【当日の準備で差がつく!】
- 靴紐の締め方:つま先側は少し緩めに!
➡ 足指が動かせるようにしておくことがカギ! - ラストスパートでは声を出そう!
➡「うおー!」と叫ぶだけで力がグンと引き出されます - 【裏技】輪ゴムでスピードアップ!?
➡ 足首に輪ゴムを巻き、足の甲でクロス→親指に引っかけると、地面を蹴る感覚が変わって速く感じるかも…?(※安全に配慮して使用してください)
おわりに
5月は、気温・湿度の上昇とともに運動量も増える、まさに“熱中症の危険信号”が重なる時期です。
だからこそ、先生・保護者・子どもが一丸となって、熱中症予防とパフォーマンスアップを両立させましょう!
そして…
全力で走り、最高の笑顔でゴールする子どもたちの姿が、運動会の最大の感動シーンになりますように!
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