そろそろ、学校現場でも体力テストの季節ではないでしょうか?
現代の子どもたちの体力は“二極化”が進んでおり、運動が得意な子と苦手な子の差がはっきりと表れています。
しかし、体力テストで「成功体験」を味わわせることができれば、運動への苦手意識を取り除くきっかけになります。
とはいえ、日頃から運動習慣のない子どもに自信をつけさせるのは簡単なことではありません。
そこで今回は、体力テストで子どもたちの力を最大限引き出すために意識したい
- テスト当日までの授業の工夫
- 当日にできる小ネタ
- テスト実施時の環境整備
この3つの視点から、すぐに授業に取り入れられるアイデアをご紹介していきます。
まずは1.テスト当日までの授業の工夫】編です!
授業で“仕込み”を入れておくと、成果が出やすい!
① なわとびでウォーミングアップ
たかがなわとび、されどなわとび。
特に冬場の体育で補助的に取り入れられることの多い種目ですが、リズム感や敏捷性の向上に効果的です。
普段運動をしていない子どもほど、毎日少しずつ取り組むことで、50m走や反復横跳びなどの記録アップが狙えます。
② アニマルブローで多様な動きの習得
動物の動きを取り入れたトレーニングで、遊び感覚の中に実は大きな効果が。
- 熊のように四足歩行
- サルのようにジャンプ
- 猫のように静かに動く
こうした動きは「自分のイメージに沿って体を動かす力」を養います。
普段あまり運動をしない子にとって、上体起こしや立ち幅跳び、ハンドボール投げは馴染みのない動き。
だからこそ、事前に多様な体の使い方を経験させることが、成功体験への第一歩になります。
③ 鬼ごっこ・しっぽ取りなどの“遊び”を戦略的に
「楽しく全力で走る」ことこそ、体力づくりの基本。
とはいえ、運動が苦手な子にとって鬼ごっこはプレッシャーになることも。
- 手つなぎ鬼
- ドロケー(ケイドロ)
- ダンゴ虫鬼
など、“足が遅くても楽しめる”ルールを取り入れることで、自然と持久力や瞬発力を高めることができます。
やればすぐに結果が出るわけではない。
でも、運動習慣がない子ほど“記録を伸ばすチャンス”があります!
まずは、授業のウォーミングアップに**「5分だけ」**取り入れてみてください。
たったそれだけの工夫で、子どもたちのやる気も、記録も変わってきます。
体力テストを「楽しく」「意欲的に」取り組めるイベントに!
準備とちょっとした工夫があるだけで、体力テストは子どもたちの成功体験に変わります。
そしてその記録だけでなく、クラスの雰囲気もグッと良くなるはずです。
体育が得意な子も、そうでない子も。
みんなが前向きに挑戦できる体力テストを、一緒に目指していきましょう!
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