まだ間に合う!5月からのクラス立て直し【学級経営のコツ】

4月、気合いを入れて新学期をスタートしたはずなのに…
・クラスが落ち着かない
・授業に集中していない
・教師の話を聞いてくれない

「失敗したかも…」「このままでは学級崩壊するかも…」と不安になっている先生、いませんか?

大丈夫です。まだ5月。始まってたった1ヶ月です。
学級の立て直しは今からでも十分間に合います。


目次

学級崩壊の原因は「先生VSクラス」構図

学級崩壊が起きる一番の原因は、「先生 対 クラス全体」という構図になってしまうことです。
子どもたち30人以上を一人の大人が相手にするのは、どうしても分が悪くなります。

だからこそ、まずはこの構図を崩していきましょう。


外堀から埋める作戦

「先生の味方」をクラスの中に増やしていきます。
その順番は…

  1. マジメな子
  2. 流されている子(中間層)
  3. 問題グループの周辺
  4. 問題グループの中心

この順で“味方”を増やして、クラスの多数派を先生側に引き寄せるのがポイントです。
子どもたちは、先生に嫌われるより、友達から孤立することを強く避ける傾向があります。
それを逆手に取りましょう。


ステップ1:マジメな子を引き込む

マジメな子たちは、先生の指示をしっかり守って生活しています。
でも、そういう子ほど…

  • 周囲の目立つ子が注意されることで、自分は評価されていないと感じやすい
  • 「先生の言う通りにしてるのに良いことがない」と不満を持ちやすい

だからこそ、正しい行動をしている子をしっかり褒めていくことが大切です。
「先生はちゃんと見てくれてる」と思ってもらえれば、強力な味方になります。


ステップ2:流されている子を引き込む

中間層の子たちには…

  • 良い行動にはしっかり褒める
  • 悪い行動は見逃さず、きちんと注意する

このバランスが大切です。
「先生はいいことも悪いこともちゃんと見てくれる」と感じてもらえると、信頼関係が深まります。

注意するときは、“言えばわかるはずの子”に焦点を当てることがポイントです。
クラスの子どもたちは、「あの子は言っても無駄」「この子はわかってくれる」と、先生以上にクラスのことをよく見ています。
だから、伝わる相手から変えていくのが効果的です。


ステップ3:問題グループの仲間を引き込む

ここまでで、すでに多数派は先生側に傾いているはず。
次は、「こちら側にいたほうがいいことがある」と思わせる体験を提供しましょう。

  • グループ学習でうまく話し合いができた → 褒められる
  • 掃除を協力して終わらせた → 感謝される
  • 体育でチームワークを発揮した → 勝利+称賛

こうした成功体験を重ねていくことで、「このグループにいた方が楽しいし、得だ」と思えるようになります。


ステップ4:問題グループの中心を変える

最後に残るのが、問題の“中心”にいる子たち。
ここまで来れば、味方の数は圧倒的に先生側が有利です。

この段階では、先生が直接その子を責めるのではなく、「行動」を周囲に否定させる方法が効果的です。

例:
「一生懸命な人をバカにするって、みんなどう思う?」
→ 周囲の子「それはいけないと思う」

ここで気をつけるのは、人物を否定しないこと。あくまで“行動”を問題視することです。
でないと、逆にいじめに発展してしまう可能性があります。


まとめ:クラスの立て直しは「外堀から」

学級経営で悩んでいる先生へ。
クラスはまだ変えられます。
大人の力だけでなんとかしようとせず、子どもたち自身を味方にすることが一番の近道です。

そして、それでもうまくいかない時は、一人で抱え込まず周囲に相談を


学級経営にお悩みの方へ

・クラスの雰囲気が気になる先生
・お子さんのクラスが荒れていないか心配な保護者の方

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